カツラギ社員から若い皆様へ
カツラギ社員から若い皆様へ
入社理由
私は装置を開発製造している中小規模のメーカーを中心に就職活動を行っていました。その中でもある分野に特化した強みがある会社を探していました。その時にカツラギ工業を見つけました。ドラムドライヤーのメーカーとしては国内トップで、自分自身でお客様と相談し設計から製作まで関われるところに魅力を感じました。装置も全てオーダーメイドでつくるとお聞きし、自分で作るやりがいを感じられるのではないかと思い、入社を決めました。
制御系エンジニアのやりがい
入社して4年目くらいの時、受注前のテスト段階から関わっていたドラムドライヤーの設計を任されることになりました。スーパーで販売されるパンの製造過程に使うドラムドライヤーの仕事でした。今まで当社では扱ったことが無いタイプのドラムドライヤーの製造で、お客様と何度も打合せを重ね、少しずつ運転条件を変え調整し、理想の製品作りに近づけていきました。3,4ヶ月かけ、お客様の理想とするものがようやく完成しました。納期もなんとかその商品の販売に間に合い、お客様から感謝の言葉を頂きました。私がテスト段階から関わっていた装置なので、思い入れも強く出来た時は達成感を感じました。またしばらくして、そのお客様の商品がスーパーに陳列されているのを見て、自分の仕事が社会に貢献していることを実感し、やりがいをより一層感じることが出来ました。
カツラギ工業の魅力
小さい規模の企業ですが、下請けではなく、装置メーカーとして一流企業に引けを取らない仕事をしています。そのように聞くと、忙しくて周りから面倒を見てもらえないイメージをされる方もいらっしゃるかもしれませんが、先輩や上司がしっかりと面倒を見てくれます。仕事の成果だけを見て意見をするのではなく、その場ですぐに仕事の進め方などアドバイスをしてもらえるので仕事に身が入ります。また、些細な成長でも褒めてもらえるため、それがモチベーションに繋がります。人数が少ないからこそ一人一人と向き合い、仕事を割り振ってくれるため、自分に合った環境で働くことが出来るのがカツラギ工業の魅力です。
今後の抱負
私は工業高校で溶接への興味を持ち、溶接の仕事がしたくて、カツラギ工業に入社を決めました。最初は溶接の技術を向上させることだけが目標でしたが、組立ての仕事をした際、組立ての仕事の難しさと奥深さを目の当たりにしました。現在は溶接だけでなく、組立ての技術も向上させたいと考えています。また今後はそれ以外にも出来ることをどんどん増やしていきたいです。一つの分野の技術に偏るのではなく、様々な分野のプロになれるように日々取り組んでいます。また、来年初めての後輩が出来ます。私が先輩上司に教わったことを後輩にもしっかりと継承できるように日々仕事に取り組んでいきたいと思っています。
入社動機
私は大学で化学を専攻しており、就職にあたって “化学”に携われる仕事を探している中でカツラギ工業を知りました。当社の特徴は何と言っても一つの装置をつくる際に1人が担当し、ゼロからオーダーメードで装置を完成させることだと思います。
そのためには化学の知識に加え、機械、電気(ハード・ソフト)の知識が必要となります。昔からモノ作りが好きで、かつ幅広い仕事をしたいと思っていた私にとってはピッタリの会社でした。
入社後感じたこと
実際に入社して今まで見たことのなかった機械図面をみたり、実際に一部分の図面を書いたりしています。化学を勉強している人にとっては「機械」「電気」と聞くと全く知らない状態で大丈夫なのか。と思う方もいらっしゃるでしょうが大丈夫です!(実際に私がそうでした)
なによりも大切なものは“知りたいと思う探求心”だと思います。なぜなにを繰り返すことで知識量も格段に増えてくると思いますし、分からないことは先輩社員に聞くと丁寧に教えてもらえます。化学も機械も電気もやりたい!とよくばりな人にはピッタリの会社だと思います。
仕事内容
入社してからは化学の知識と装置の知識を深めるためにテスト機(当社で扱う装置のデモ機)を用いてお客様より提供いただいたサンプルのデータ収集・解析を行います。どのような物性があるのか、それを踏まえてどの装置を選定するのが望ましいかを勉強しているところです。お客様からのサンプルは様々で、化学・食品・電子機器・医薬品・新素材などの各生産分野、薬品・資源材料などの分離・精製分野、及び環境に貢献する廃水処理分野など多岐に渡ります。大学時代は化学を専攻していました。まだまだ分からないことばかりで毎日が勉強の日々ですが、新しいことを知ることができるので楽しく仕事に取り組めています。
今後の抱負
“環境問題”が叫ばれる現代、出来る限り資源を無駄にしないように各メーカーは英知を結集しています。そんな中、工場から出る廃水の中には、原料として使用できる有価物が一緒に流れ出ています。当社の装置を使用すれば、有価物を取り出し再度リサイクルして使用することができます。一つの装置を任されるのはまだ先になりますが、私も世の中に貢献できるような装置を造れる技術者になれるように日々奮闘しています。