蒸発濃縮装置
HP-VFCO型蒸発濃縮装置
特長
- 蒸発器の加熱部は竪チューブ型で、循環液はチューブ内を上から流下させます。チューブ外側の圧縮された加熱蒸気によって、循環液が加熱、沸騰蒸発し、発生蒸気と共に高速2相流でフラッシュ室に流下します。フラッシュ室内で発生蒸気と分離された液は、循環ポンプにより加熱缶上部に戻ります。発生蒸気はフラッシュ室内でミストが分離され蒸気圧縮機で断熱圧縮されて加熱蒸気となり、循環液と熱交換後に凝縮され、凝縮水として回収されます。
主な特長
高圧縮型蒸気ブロワーにより広範囲な液性に対応高濃縮が可能。高濃縮により沸点上昇が大きくなる液や汚れ・スケーリング性が強い液にも対応可能。高い伝熱性能による省エネルギー性伝熱管内での2相高速下降流による高伝熱性能を有し、究極の省エネルギーを実現。サニタリー機器としても適用可能な優れたメインテナンス性CIP洗浄も可能であり、加熱缶やフラッシュ室などの分解点検が容易な構造。コンパクトでリーズナブルな設備コスト必要最小限のシンプル且つコンパクトを設計思想とし、リーズナブルな設備コストで提供。
標準仕様
下記仕様は、希薄塩水を濃縮倍率10倍(重量基準)で運転する場合のものです。
形 式 | 蒸発量 [ton/日] | 定常時の電力 [kW] | 電力消費量 [kWh/ton] | CO2削減量 [ton-CO2/年] | 設置面積 [mm×mm] | 高さ [mm] |
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HP(R)-VFCO I型 | 2.6 | 8~10 | 73~92 | 145 | 1,400×2,200 | 2,800 |
HP(R)-VFCO II型 | 5.4 | 10~17 | 44~75 | 284 | 2,000×3,200 | 3,650 |
HP(R)-VFCO III型 | 9.5 | 15~28 | 37~71 | 423 | 2,300×3,700 | 3,800 |
HP(R)-VFCO IV型 | 18 | 28~43 | 38~58 | 716 | 3,500×4,500 | 5,000 |
HP(R)-VFCO V型 | 25 | 40~60 | 38~58 | 1,078 | 4,000×5,500 | 6,500 |
HP(R)-VFCO VI型 | 36 | 60~85 | 38~58 | 1,623 | 4,500×6,000 | 6,500 |
*上記仕様は予告無しに変更されることがあります。 又、電気消費量は取扱液によって異なります。
*CO2削減量は、蒸気を使用した単効用濃縮装置のCO2発生量との差を示します。 年間稼働日数は300日とします。
*36t/日以上も対応可能です。
Catalog download
- HP-VFCO型蒸発濃縮装置 製品カタログ
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