蒸発濃縮装置
コイル濃縮機
特長
- 本機は、回転コイル式濃縮(蒸発)機で、パイプをコイル状に巻き、濃縮槽内にて回転させ、パイプ内に蒸気を送り込む形式の濃縮機であります。
一般に、液体を濃縮する過程において、濃度が高くなってくると粘性が増し、伝熱面にスケールが付着し機能低下をきたし、やがては運転続行不能となって運転停止をしてスケール除去、洗缶等をせざるを得ないという難問があります。
コイル濃縮機は、特殊なノウハウで形成されたコイルを回転することによって、これらの問題を解決し、高濃度、高粘度の液をスケールの発生もなく、きわめてスムーズに生産できるものであります。しかも、保守、維持費等、きわめて安価で、その能力を発揮します。
コイル濃縮機
- 回転コイルが伝熱面となっているため、パイプ内での濃縮物によるつまりや焦げ付きが全くない。
- 空だきや過熱による固いスケールの発生がなく、長期の連続運転が可能。
- 局部加熱にみられる濃縮物や分解物の生成や液の停滞部に発生するスラッジ類の堆積等の配慮が無用。
- 連続運転による高濃度生産設備として非常に優れた制御性があり、自動化に適し、省力化ができ、均一製品の生産が可能である。
- 従来の濃縮装置の伝熱面積の1/2 ~ 1/5で十分かつ安定した能力を発揮するため、非常にコンパクト化され設置面積を必要としない。
- 真空下、あるいは常圧下等いずれの圧力においても運転が可能で、液性に適した温度条件かで操業ができて、製品の劣化着色等が抑止できる。
Catalog download
- コイル濃縮機 製品カタログ
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